最新記事:2015年08月15日更新
2015年08月15日更新
「夏真っ盛り」......は、過ぎてしまったかもしれませんが、じりじりと強い日差しが続きます。
夏のアクティビティの定番は、やはり海でしょう。
女子の皆さんは、紫外線対策は入念にしてらっしゃることと思いますが。
「ガシガシ泳ぐ派」にしても「しっかりパラソル派」にしても、気をつけたいのは「熱中症」。
体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かなくなって起こる症状です。
めまい、手足のつりや筋肉の痙攣、倦怠感や吐き気、重篤になると意識障害を起こすこともあります。僕も何度も経験がありますが、泳いでいる最中に足がつったり、頭がボーっとしてきたり。
今から思うと軽い熱中症にかかっていたのかもしれません。
そうなる前の最も重要な対策は、「水分・塩分補給」、「暑さを避けること」。
冷たいペットボトルの飲料や、保冷剤を用意しておくと良いでしょう。
もちろん、お風呂でも汗をかきますから、体内の水分は失われます(41℃に10分程度の入浴で、数百ミリリットル)。
「脱水症状」で知っておきたいのは、汗と一緒に塩分も失われることで、
すばやい水分補給には、
① ナトリウムと糖質が入った
② 汗に近いイオンバランス
の飲料摂取が効果的です。
お風呂のあとには、ビールで「ふはああ」な方も多いでしょうから、「入浴前」に200-350ミリリットル摂取しておくことをお勧めします。
長めの半身浴がお好きな方は、ペットボトルを浴室に持ち込むのもいいアイデアです。
連載でお伝えしているとおり、「お風呂」は「女子力UP」にとって強力なツールです。
ですが、万が一なんらかのきっかけで体調不良に陥ることがないとも限りません。
そんな時こそ「冷静美人」でいられるかが、大きなポイントになるのです。
まずあなた自身が、入浴中に具合が悪くなった場合。
急な立ち上がりは禁物です。
お風呂から上がる瞬間、ふわああああと立ちくらみ・・・なんて経験はないでしょうか。
急に立ちあがると、水圧から解放されることで「がくん」と血圧が低下するのがその原因。
浴槽のふちにつかまって、ゆっくりかがんだ状態で浴槽から外へ出ましょう。
もし立ち上がるのが困難な場合、声をだして助けを呼びましょう。
家庭の浴槽であればお風呂の栓を抜いてしまうのも良い選択肢です。
では、もしあなたがお風呂場で具合の悪い人に遭遇したら......。
たとえば温泉旅行中、ご家族やご友人の具合が悪くなることもあるかもしれません。
シチュエーション別に「冷静美人」な対応例をお示ししましょう。
勇気を持って、まずは「大丈夫ですか?」と声をかけます。......すでにあなたは「冷静美人」。「大丈夫」と返事があれば、まあ大丈夫なんでしょう(汗)。
反応が「んん?」な場合は、ヘルプを要請したうえで。
① 意識があり、脱水が疑われる場合
お水やお茶、スポーツドリンクなどを飲ませてあげましょう。
軽い脱水なら、少し休めば楽になります。
② 意識もうろうで、貧血が疑われる場合
仰向きの姿勢で足を高く頭を低くして寝かせましょう。
軽い貧血であればしばらくすると意識もはっきりするでしょう。
③ どうやら泥酔している場合
放置.........しておくわけにもいかないので(汗)。
膝を軽く曲げた横向きの姿勢で寝かせましょう。
気道を確保するのにやや頭をそらせるのがポイントです。
嘔吐しても吐しゃ物は口から流れ、窒息を防ぐことができます。
ほとんどの場合、①~③(経験的に③が多いのですが.........汗)。
もっと深刻なケースも想定しておきましょう。
④ 反応も呼吸もない場合
119番通報し、まわりに人がいたら、AED(電気ショックをかける自動体外式除細動機)を要請しましょう。
ただちに両手の平を組んで、仰向けに寝かせた胸の真ん中をテンポ良く、深くプッシュ(テンポは100回/分以上、プッシュは5cm胸が沈む深さで)。
あなたのプッシュが、倒れている方の全身に血液と酸素をきっと送り込んでくれます。
堅い話になりましたが、「お風呂」を語る上で避けては通れないポイントでもあります。
「冷静美人」。
僕はとってもかっこいいと思っています。温泉にはまってくると、避けて通れないのが湯めぐりです。
小さなエリアで湯めぐりを楽しむのであれば、僕のおすすめは塩原温泉(栃木県)、城崎温泉(兵庫県)です。
塩原の魅力はその泉質の豊富さと多様な温泉の色にあります。
・コンパクトな地域に150の源泉、6種類の泉質、7色の温泉があります。
<6種類の泉質>
塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉、酸性泉、単純温泉
<7色の温泉>
乳白色、茶褐色、黒色、黄金色、緑白色、薄墨色、透明
目的に応じた泉質選び、その日の気分に応じた色の温泉巡りなんて楽しいですよね。
炭酸水素塩泉でお肌をきれいにした後、塩化物泉でお肌のコーティング、なんて楽しみ方のバリエーションも工夫できます。
城崎の魅力は個性豊かな柳並木の7つの外湯を「浴衣」で巡ることでしょう。
城崎浴衣憲章がふるっています。
・ゆかたにあらざれば、装いにあらず。
・ゆかたを以て尊しとなす。
・ゆかたを温ねて、新しきを知る。
・ゆかた姿、一日にして良き想い出を宿す。
・ゆかたは、豊かな心を育む。
柳並木の川沿いを下駄でカランコロン......を是非。
いくつも湯めぐりするのなら、ぜひペットボトルを携行しましょう。
......、中身を焼酎に入れ替えるのはNGですよ(汗)。