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2015年06月15日更新
体型美人...と書いて、ピタリと筆が止まりました。
そもそも体型が美しいってなんなのか。女子にしろ男子にしろ、加齢に応じて美しさは変化していくはずだし、そこに答はないでしょう。
が、夏も近づいてきましたし、ここはボディライン強化月間なノリで、身体磨きに取り組みましょう。
私たちの暮らす地球には重力が働いています。(男子も女子も)加齢や筋肉の衰えとともにバストやヒップは重力にぐぐぐぐと引っ張られていくことは避けることができないのかもしれませんが、なにも手をこまねいて重力の言いなりになってしまう必要はないのではないでしょうか。
もっとも簡単な解決策は逆立ちしてみること・・ってそれじゃ詭弁ですよね(汗)。
テクノロジーの発展で、アンダーウェアは格段の進化を遂げていますが、運動で体型を維持するのが基本でしょうか。
今回は、「体型美人」を維持するために、お風呂やプールでできるバストアップ、ヒップアップ術をご紹介しましょう。
お風呂やプールにつかると、ふわふわ浮かぶような感覚は、みなさんも経験なさっていると思います。
肩までしっかりつかると水の中では「浮力」が働き、体重は10分の1くらいに軽減されます。陸上で体を支えてくれている筋肉や関節が重力から解放されますから、足腰を休ませるには絶好の機会ですし、リラックス効果も得られます。
お風呂やプールを使っての運動は、足腰に負担をかけることなく誰もが取り組みやすいのが大きなメリットです。
一方で、もう1つの水の特性に「抵抗性・粘性」があります。
水の中では、すばやく体を動かそうとしても、陸上のようには動かせませんよね。空気と水の密度の違いは約800倍程度、抵抗は28倍程度ありますから、その分同じ動作をするにしても、大きな力が必要になります。
しかも、力を発揮した分だけ全方向から負荷を受けることになりますから、あらゆる動作が体型維持につながります。
「水中での運動は、すばやく大きく動かすのがポイントです」と話してくれたのは新潟大学教育学部の村山敏夫准教授。日本温泉入浴指導者協会の代表を務める彼の専門はスポーツ科学。
「お尻に効くのは、
①クロールでおこなうバタ足の動き
②自転車こぎの動き
③足の振り上げ振り下ろしなど
胸に効くのは、
④両腕を大きく開いてから体の前で拍手
⑤水をきちんと手のひらで捕まえて前から後ろに漕ぐ動作(パドル)など、
があげられます。プールでウォーキングの際には、やや前傾姿勢で歩くのがポイント、水の抵抗で、腰が反れてしまうことによる故障を防止してくれます」
僕も早速試してみました。
自宅のお風呂では窮屈でもありますが、バタ足や自転車こぎは浴槽のふちに捕まりながら、拍手とパドルは片手づつの振り子運動にアレンジするとスムーズにできますので、少しづつでもお試しあれ。
しっかり取り組む場合には、熱い湯での運動は禁物。湯船の温度を38℃以下に抑えておくのもポイントです。
前回まで10種類の泉質ごとに温泉をみてきましたが、今回からは「こだわり温泉の楽しみ方」として、様々な切り口で温泉をご紹介していきます。
第1回は「ユニークな入浴法編」として蒸し湯と砂蒸しをご紹介します。
蒸し湯の代表格は、別府・鉄輪温泉(大分)にある鉄輪むし湯。
鎌倉時代の1276年に一遍上人によって建立されたこちらは、温泉で熱せられた石室に敷き詰められた石菖(せきしょう)という薬草の上に横になり蒸されるというもの。たとえるなら岩盤浴の蒸気サウナでしょうか? 男女別に浴衣を着て入りますが、熱く発汗は強いです。室温は75℃程度に保たれ10分ほど蒸されると石菖の爽やかな香りが余韻をもたらし、とっても爽快。蒸し湯後は体を流してからさっぱりとお湯につかることができます。浴後は徒歩圏内の地獄蒸し(温泉蒸気で蒸した)料理がおすすめ。砂蒸しを代表するのは、指宿温泉(鹿児島)。
元禄時代の1703年から続くこちらは、温泉蒸気煙る海岸線が舞台。
まずは浴衣を着てごろりと砂の上に。砂かけばばあ...、ならぬ砂かけお兄さんの軽妙な語り口を楽しみながら、数分で身体の上にはあたたかな砂がたっぷりかけられ...、
まぢですごいです。
僕的体感は 42℃くらいなのだけど(浴衣を通した背中は 50℃くらいだとか)、砂の圧...は水のそれとは大きく異なり、つま先からふくらはぎにかけて感じることができる拍動が半端ありません。
あらまあ。私って生きてるじゃん。
自分の心臓がいとおしくなる...、そんな体験をしたい方はぜひ。