最新記事:2015年04月13日更新
2015年04月13日更新
「老いは脚から」といわれるように、下肢筋力は加齢とともに低下します。狩る・狩られる野生の世界ほどシビアではありませんが、年を重ねても颯爽と歩く姿を維持する「脚力」は、女子力にも重要なファクターです。
近年「メタボ」とともにメディアに露出しはじめた「ロコモ」をご存知でしょうか。
「ロコモ」は「ロコモティブシンドローム」の略で、和文だと「運動機能症候群」。日頃の活動量が低下したり、運動習慣のない生活を送っていると、忍び寄ってくるのが「ロコモ」なのです。
それでは、あなたの「健脚度」を簡単に調べることができる「30秒椅子立ち上がりテスト」をご紹介しましょう。
必要なのは椅子とストップウォッチで、手順は次のとおり。
① 膝が90度位の角度になる椅子に腰掛けます
② 両手を胸の前で組みリラックス。
③ ストップウォッチを押し、30秒間「立ち上がって座る」をできるだけ早く繰り返します。
注:動作は背筋を伸ばしたまま行うこと、立ち上がりの際は膝を伸ばしきること
20~50台女子の場合、20~25回程度できていれば標準的。
それより少ないようであれば、
脚力が衰えてきていると受け止めてください。
でも大丈夫。「脚力」は取り戻すことが可能な能力です。
どのように「脚力」をつけるのか。身も蓋もありませんが「運動」です(汗)。
「ええええ? 運動なんて面倒くさいし...」
わかります(笑)。
運動は「わざわざ取り組まないとできないもの」。せっかくの週末にはのんびりしたり、気分転換に出かけたりしたくなりますよね。
だけど。
もしあなたが温泉・お風呂好きなら、解決する方法があるんです。
それは、「温泉・銭湯」をゴールに設定してランニングを楽しむこと。
短い距離でもいいんです。歩いたってかまいません。5kmくらいから始めましょうか。
ゴールにお風呂が待っているなら、モチベーションも高まります。
お風呂で血行を良くし、筋肉疲労を取り除けるなら一挙両得注2)。
おいしいビールも運動後なら、罪悪感もふっとびますよね。
最近は、ランニングステーション型銭湯も増えてきていますから、基点・終点を銭湯にすることも可能です。
注2:負荷が大きな運動後はぬる目のお湯がおススメ。熱を持つ場合は冷水で冷やすのも良いでしょう。
僕自身、数年前まで自転車には乗るけど、走るのは「カラッキシ」でした。
そんな僕が走るきっかけとなったのは、仲間がコーディネイトしてくれた、
「花見ラン」からの「温泉・銭湯」。
六本木から都内の桜の名所をゆっくり走ってめぐり、ゴールは浅草にある温泉銭湯。
お風呂で汗を流したあとは、お花見をかねての宴会に突入...、というもの。
それ以来、すっかり味をしめて「東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ」(東京都公衆衛生浴場生活衛生同業組合)を手放せなくなってしまいました。
これからの季節ならすがすがしい「新緑ラン」、秋になれば「紅葉ラン」も楽しめるでしょう。
...が、体重は増加の一途。
消費カロリーより、摂取カロリーのほうが多いからにほかなりません。
放射能泉は、ラジウム・ラドンを規定量以上含む温泉です。「吸って良し」(湯気に含まれる成分を吸って効果がある)と言われるのは、ラドンは皮膚から吸収されないけれど、呼吸で体内に取り込まれるから。入浴するなら深呼吸するなど、空気をいっぱい吸い込もうと意識するのがポイントです。
浴用の適応症は、痛風、関節リウマチなど。科学的根拠は示されていませんが、抗酸化機能や自己免疫機能の亢進などをもたらす「放射線ホルミシス効果」を享受することが期待できます。
今回は、村杉温泉(新潟県)と三朝温泉(鳥取県)をご紹介しましょう。
村杉は、五頭連峰の山懐に抱かれた森の中の温泉街。古来より「子宝の湯」として知られてきましたが、「ラドン浴」と「森林浴」の「相乗ホルミシス効果」のなせる業なのかもしれません。この時期なら、「花見露天風呂」を満喫できる村杉共同露天風呂をぜひ。トレッキングコース、レンタサイクルも用意されていて、「健脚美人」を目指すならうってつけ。五頭連峰の山開きは五月初旬です。
三朝の名前は、「三度朝を迎えると元気になっている」との由来があるのだとか。ラドンの半減期は3.85日といいますから、「なるほどなあ」とも思わされます。せっかくですから、「3泊4日」で訪ねてみてはいかがでしょうか。必ず試していただきたいのは、「ラドン熱気浴」。室温35~42℃、湿度90%の熱気浴室で、気化したラドン(湯気)を吸入して、免疫力や自然治癒力を高めようというもの。15~30分、じっくり吸い込んでみるのもいいでしょう。女子にはうれしい、100%の温泉水ミストも人気です。
ヒラメイタ!
放射能泉のそばにエルゴメーター(自転車)ってどう?
有酸素運動+ホルミシス効果って...え? はい。
情緒ありませんかねえ(汗)。