最新記事:2015年05月12日更新
2015年05月12日更新
ゴールデンウィーク、みなさんはいかが過ごされましたか? ゆっくり充電されました? それとも遊び倒して放電してしまいました? ...、僕は毎年後者ですが(汗)。
新年度の職場や業務の環境変化に慣れ始めるこの時期、「連休ボケ」に陥る「放電系女子」ならずとも、なんとなくテンションが上がらない女子も多いのではないでしょうか。
「放電系オッサン」な僕の個人的経験では、
① なんとなく気分が乗らない
② 仕事のパフォーマンスが落ち気味(...書いていいのか?)
③ 身のまわりのことがおろそかになりがち
ということが、かつてありました。
こんな時期こそ、朝から元気はつらつ、エンジン全開で仕事をこなせば、「テキパキ美人」の名はもうあなたのほしいままではないでしょうか。
「テキパキ美人」を目指すあなたにうってつけのアイテムが、「シャワーを使った入浴法」です。
生活のシーンごとに、その活用方法を見ていきましょう。
まずは朝。あまり時間のない朝にスイッチを入れるには、熱め(42℃程度)のシャワーがお勧めです。身体を興奮状態に導く交感神経が賦活されますので、普段はスロースターターな方も、「目覚め効果」で、朝一から仕事のパフォーマンスが改善されるはずです。
東京ガス・都市生活研究所の研究では、朝の3~5分のシャワーで、爽快感が増加し、疲労感が減少するというデータが得られていて、仕事のやる気や熱中度にも良い影響を与えるとされています。湯船につかる入浴だと熱ストレスが体にかかるので、朝のシャワーは理にかなっていると言えるでしょう。
そして夜。特に仕事でパソコン作業が多かったりすると、なんとなく視界がぼんやりしたり、眼がしょぼしょぼしたりしますよね。そんな時にも熱め(42℃程度)の夜シャワーを。同じく東京ガスの研究で、「眼の疲れに効果的」なことが検証されています。
「ポイントは、42℃のシャワーを眼の周囲にあてること。眼の周囲を温めること(温熱効果)で、①疲労による一時的な視力低下からの回復、②眼のスッキリ感の改善、③眼のショボショボ感の改善に役立つデータが得られています」(甲野祥子主幹研究員)。
むむむむ......、シャワー侮りがたし。
目的に応じた湯船につかる入浴と適宜組み合わせれば、あなたの女子力UP間違いありません。
温泉ファンなら、独特の卵のような匂いをかぐとわくわくする人も多いのではないでしょうか。
この「選ぼう泉質」のオオトリをつとめるのは硫黄泉です。
入ると長ければ数日身体に匂いをまとうことになりますが、それも含めて僕は大好きです。療養泉の定義では、総硫黄が温泉1kg中に2mg以上含まれていること。殺菌作用が強く、入ってアトピー性皮膚炎や慢性湿疹、飲んで糖尿病、高コレステロール血症が適応症。女子にとってはうれしい、「肌を白くする」作用もあるとされています。酸性泉同様刺激が強い温泉なので、皮膚や粘膜が弱い方は控えるか浴後シャワーなどで洗い流したほうが良いでしょう。
硫黄泉は、大きく硫黄型(アルカリ性であることが多い)と硫化水素型(酸性であることが多い)にわかれます。硫化水素は毒性が強く、空気より比重が重いので湯面に高濃度に滞留することもあります。管理されていない自然の中の野湯を訪れる際は、十分ご注意ください。
今回は、硫黄型では月岡温泉(新潟)、硫化水素型では霧島温泉郷にある新湯温泉(鹿児島県)をご紹介しましょう。
「美人の湯」として知られる月岡は、鮮やかなエメラルドグリーンが特徴の「含硫黄-ナトリウム-塩化物泉」。
入るとつるつる感、しっとり感もあり、あたたまりも長く持続します。開湯100年を迎えた2014年には温泉街の中心に、酒どころ新潟の全酒造の地酒をそろえた「蔵」がオープン。500円でお猪口3杯試飲できますから、お酒好きにはたまりません。新燃岳の麓に位置する新湯は乳白色。霧島から向かう道路の脇にはそこかしこから噴気があがり、地球のエネルギーを実感できます。国民宿舎新燃荘が近づくと刺激的な硫化水素の匂いが漂います。
足元から湧き出る混浴の露天風呂は、秘湯西の大関と称されるほど圧巻。バスタオルも用意されていますから、女子もぜひお試しください。鹿児島といえば焼酎。霧島市内には7つの蔵元がそろっていますから、お忘れなく。
......、飲みすぎて「放電からの翌日機能停止」にはお気をつけを。