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【第10回】白を持ったら狙うべき勝ち方

2017年05月05日更新

さて連載も10回目、残すところあと2回となりました。これまでご紹介してきたルールを思い出しながら、次の問題を解いてみてください。

16renjyuitte_mondai_k10.jpg白の番です。次の一手は?
問10−1.jpg

16renjyuitte_hint_k10.jpg

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......Thinking Time......

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それでは、答えです。16renjyuitte_seikai_C.jpg

問10−2.jpg

白がCに打つと、ナナメに白の「トビ四」ができます。黒は防ぎたいのですが......。

問10−3.jpg

黒が防ぐべき場所が、黒にとって「四々」の禁手になっています。
つまり黒は白のトビ四を防ぐことができず、禁手を打たせるという手筋で白の勝ちです。「白を持ったら禁手を狙え」という格言もあるほどで、決して卑怯な手段ではありません。

16rennjyuitte_zannen_A.jpg
Aは黒の「四三」を防いだ手ですが、この隙に黒は四々を打たされないように防ぎにくるので、難しくなります。

問10−4.jpg

16rennjyuitte_zannen_B.jpg

Bに打つと、白に「四」ができますが、これは黒の「四々」を消してしまう「四」です。即負けになる手ではないものの、せっかくのチャンスを逃してしまいました。

問10−5.jpg16renjyuitte_shokai_k10.jpg

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