最新記事:2017年03月05日更新

WEBなないろトップページに戻る→

岡部寛九段の連珠入門次の一手トップに戻る→

【第8回】黒が目指すべき形とは?

2017年03月05日更新

黒にとっては「三々」、「四々」、「長連」は禁手で、打つことができません。かといって、三や四をひとつずつ作って、相手の見逃しやミスを期待していたのでは、勝てる見込みはありません。では黒はどうやって勝てばいいのでしょうか?

黒の勝ちを目指して、問題を解いてみてください。

16renjyuitte_mondai_k08.jpg黒の番です。次の一手は?
問8−1.jpg16renjyuitte_hint_k08.jpg

↓

↓

↓

......Thinking Time......

↓

↓

↓

↓

↓

それでは、答えです。

16renjyuitte_seikai_B.jpg問8ー2.jpg

Bに打つと、ヨコのトビ四とナナメの三が同時にできます。この形を「四三(しさん)」といいます。この形ができると、トビ四を相手に止められても、次の手で三を「棒四」にすることができます。連載第2回目で見たように、「棒四」が「五」になることを、相手は止めることができません。つまり、黒が勝てるのです。

この「四三」は黒も白も許されている形で、黒はこの形を目指すことになります。

16rennjyuitte_zannen_A.jpg



Aに打つと、「四々」の禁手で負けです。

問8ー3.jpg

16rennjyuitte_zannen_C.jpg



Cに打つと、「三々」の禁手で負けです。

問8ー4.jpg

16renjyuitte_shokai_k08.jpg

  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ←前の記事を読む
  • ページ上部に戻る
  • 次の記事を読む→
バックナンバー 岡部寛九段の連珠入門次の一手トップに戻る 最後更新(2017年07月05日更新) RSS
  • 【第12回】これが打てれば初段は近い
  • 【第11回】これが打てれば上級者!
  • 【第10回】白を持ったら狙うべき勝ち方
  • 【第9回】強力な攻め方
  • 【第8回】黒が目指すべき形とは?
  • 【第7回】白だけに許されている手・その3「長連」
  • 【第6回】白だけに許されている手・その2「四々」
  • 【第5回】白だけに許されている手・その1「三々」
  • 【第4回】「トビ三」を覚えよう
  • 【第3回】見落としやすい「トビ四」
  • 【第2回】勝てる四、勝てない四
  • 【第1回】連珠に挑戦してみよう!
  • WEBなないろトップに戻る

本ウェブサイトに掲載されている記事・写真・映像等、全ての情報の権利は著者および虹有社(こうゆうしゃ)が保有しています。 これらの素材をいかなる理由・方法においても無断で複写・転載することは禁じられております。

Copyright (C) 2017 Kohyusha. All Rights Reserved. 虹有社(こうゆうしゃ)