最新記事:2017年03月05日更新
2017年03月05日更新
黒にとっては「三々」、「四々」、「長連」は禁手で、打つことができません。かといって、三や四をひとつずつ作って、相手の見逃しやミスを期待していたのでは、勝てる見込みはありません。では黒はどうやって勝てばいいのでしょうか?
黒の勝ちを目指して、問題を解いてみてください。
黒の番です。次の一手は?
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......Thinking Time......
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それでは、答えです。
Bに打つと、ヨコのトビ四とナナメの三が同時にできます。この形を「四三(しさん)」といいます。この形ができると、トビ四を相手に止められても、次の手で三を「棒四」にすることができます。連載第2回目で見たように、「棒四」が「五」になることを、相手は止めることができません。つまり、黒が勝てるのです。
この「四三」は黒も白も許されている形で、黒はこの形を目指すことになります。
Aに打つと、「四々」の禁手で負けです。
Cに打つと、「三々」の禁手で負けです。