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2016年12月05日更新
第1回〜第4回と、これまでの問題はすべて黒の番でしたが、今回は白の番です。
さっそく次の一手を考えてみてください。
白の番です。次の一手は、A、B、Cどれでしょう?
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それでは、答えです。
Bに打つと、タテとヨコふたつ同時に「三」ができました。
これは「三々(さんさん)」といって、黒が一方の「三」を防げば、他方の三を「棒四(ぼうし)」にできます。また黒が2と四を打っても(またはひとつ空けてトビ四を打っても)、あとが続きません。
つまりこの場合、白の勝ちです。「三々」は白だけに許されています。黒が打つと、禁手の負けです。
「連珠」と「五目並べ」の違いは、この「禁手」にあります。五目並べでは、先に打ちだしたほうが(間違えない限り)ほとんど勝ちます。それは先に打ち始める側がとても有利なためです。そこで連珠は、先に打ちだすほうに禁手があるのです。禁手はほかに「四々(しし)」「長連(ちょうれん)」があります。それぞれ次週から詳しくみていきましょう。
Aに打つと、ナナメの三ですが、これは勝ちにはつながりません。
Cに打つと、ヨコの三ですが、これも黒2と防がれ、勝ちにはつながりません。