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【第2回】勝てる四、勝てない四

2016年09月05日更新

「連珠(れんじゅ)」は自分の石をタテでも、ヨコでも、ナナメでも、5個はやく並べたほうが勝ち、というゲームです。この「五」のひとつ手前が「四(し)」で、一直線に同じ石が、タテ・ヨコ・ナナメに4個並んでできます。「四」ができれば、すぐに「五」にできそうですが、すべての「四」が必ず「五」になれるわけではないようで......? 
それでは、問題を解いてみてください。

16renjyuitte_mondai_k02.jpg

黒の番です。次の一手は、A、B、Cどれでしょう?

問2-1.jpg
16renjyuitte_hint_k02.jpg


↓

↓

↓

......Thinking Time......

↓

↓

↓

↓

↓

それでは、答えです。

16renjyuitte_seikai_C.jpg
Cに打つと、タテに石が4つ並びました。

問2-2-0.jpg

このように石が4つ並んでいて、石の両端が止まっていない形を「棒四(ぼうし)」といいます。そして白は......?

問2-2-1.jpg

次に白が2なら黒3で「五」です。

問2-2-2.jpg

反対に白2なら黒3でやはり「五」なので、白は防ぎがありません。
「棒四」が「五」になることを、相手は止めることができません。

16rennjyuitte_zannen_A.jpg


Aに打っても「四」には違いないのですが、上側が止まっているため、次に白2と下側を防がれて、「五」になりません。

問2-3.jpg

16rennjyuitte_zannen_B.jpg


Bに打つのは、白に四を作られないように白の恐いところを先に防いだ手ですが、お返しに白2と防がれてしまいます。

問2-4.jpg

16renjyuitte_shokai_k02.jpg

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