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【第3回】見落としやすい「トビ四」

2016年10月05日更新

前回は「棒四(ぼうし)」(石が4つ並んでいて石の両端が止まっていない形)ができると、「五」になることを相手はもう止めることができない、ということを紹介しました。

さて、連載も3回目となり、盤の上に少しずつ石が増えてきました。今回は、どこに打つのが正解でしょうか?

16renjyuitte_mondai_k03.jpg黒の番です。次の一手は、A、B、Cどれでしょう?

問3−1.jpg
16renjyuitte_hint_k03.jpg


↓

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......Thinking Time......

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それでは、答えです。
16renjyuitte_seikai_A.jpg

問3−2.jpg黒には、次の一手で「五」にする場所がありません。
一方、白にAの場所に打たれると、一手で「五」ですので、最優先で防ぐ必要があります。このようなナナメの「トビ四(し)」(ひとつ石が離れた四)は見落としやすく、要注意です。

16rennjyuitte_zannen_B.jpg



Bに打つと、黒が「棒四」になりますが......。

問3−3−1.jpg

白2で先に五を作られて負けです。

問3−3−2.jpg

16rennjyuitte_zannen_C.jpg
ここもタテに三つ並んだ白石が目に付きますが、
やはり白2で五を作られて負けです。

問3−4.jpg16renjyuitte_shokai_k03.jpg

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