最新記事:2015年05月01日更新
2015年05月01日更新
ゴールデンウィークまっただ中、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 旅行や帰省など、ご家族の皆さんでお集まりの方も多いことでしょう。今回ご紹介するのは、そんな時にぴったりの本、秋山正美著『ゲーム・余興・宴芸』です。
『ゲーム・余興・宴芸』(191ページ/昭和56年12月15日23刷発行/品切れ・重版未定)は、副題に「楽しい集会のための新案ゲーム集」とあるとおり、著者自身が考案したゲームを中心に、家庭やパーティ、宴席、旅先などで楽しめるゲームがたくさん掲載されています。その中から、家庭で楽しめるゲームをふたつ、ご紹介しましょう。
まず一つ目は「グリンピースの旅」です。
グリンピースの旅
【人数】 3〜5人
【準備】 グリンピース、または小豆、ピーナツなど箸ではさめる程度の小さな食物で、粒になっているもの数個。箸は人数と同じだけ。
【遊び方】 お父さんが、まずグリンピースをつまみあげ、いちばん下の坊やまで、箸から箸へリレーして、豆を運びます。これだけでもほほえましいゲームになりますが、もう少し工夫してみましょう。
豆をリレーするときに、駅の名前をいうのです。東海道線なら、下り線として、お父さんがまず「熱海」といって、兄さんに豆を送ります。兄さんは「函南」といって、その隣の姉さんへ。姉さんは「三島」といって、ボクへ。
豆を箸から箸へ送るときは、けっして手を使ってはいけないのです。その上、駅名をいわないうちは、豆を渡すことができません。両方ともできればセーフ。
......いかがでしょうか? 小さな豆がいろいろな駅を経由して、旅をするのです。ほのぼのとしていて楽しそうですよね。頭と箸の使い方のトレーニングにもなりそうです。
次は、もっと小さなお子さんでも楽しめそうなゲーム。タイトルは「大きな餅と小さな餅」です。
大きな餅と小さな餅
【人数】何人でもできます
【準備】特別用意するものはありません。
【遊び方】まず、全員まるくなって座ります。そうしたら、最初の人が「大きな餅」といって、小さなまるい形を作ります。そのとなりの人は「小さな餅」といって、手をできるだけ広げて、大きな形を作ります。
こうして順々にまわしながら、だんだんゲームの速度を速めてゆきますが、そうすると「大きな餅」のときに、本当に大きな形をこしらえたり、「小さな餅」のときに、小さな形をつくったりする人が必ず出てきます。もちろん、そうした間違いを犯した人は失格で、輪から抜けなくてはいけません。
......あぁ、いかにも間違えそう。スピードアップすればするほど、盛り上がりそうですね。
こちらの本には、旅行の移動中に楽しめるクイズも掲載されています。そちらから2問、出題致しましょう。
Q1 白いブタと黒いブタの仲の良い夫婦から、この春、二匹の小ブタが生まれた。さて、この小ブタたちは、いったい何色をしていたのであろうか? 親ブタはびっくりしていたという。
Q2 完全に自分のものであるのだが、他人が自分より多く使うものは何か?
......答えは下記をご参照ください。
それでは皆さま、よい休日をお過ごしください。
(答え)
Q1 ツウ・トン・カラー
Q2 名前