【第2回】表紙を飾った美女たち

ここに、書籍の表紙用の写真（もしかしたらサブの写真）を綴じた、古いアルバムが１冊あります。今回は、このアルバムの中の美女たちをご紹介いたします。

今見ても、美人は美人！

まず、この２枚を。アルバムのメモ書きによると、左は『８ミリ映画』、右は『福引』の表紙用だったようです。ちょっと古い写真なので、色が全体的に赤っぽく焼けてしまっているのですが、今見てもかわいい。美人。ファッションもシンプルですが、なかなか素敵です。当時は三角巾をかぶるのが流行っていたのでしょうか？




次は、『水泳』の写真です。今の水泳の実用書はスポーツとしての水泳を表現した表紙が多いようですが、この写真はレジャー感が強いですね。とくに目を引くのが水泳帽で、時代を感じますが、試しにウェブを検索すると、意外と今でも手に入れる方法はあるようです。

続いて、左から『ゲーム・余興・宴芸』と『新選福引』。ポーズが個性的な２枚です。『ゲーム・余興・宴芸』は、風船割りゲームでしょうか。『新選福引』のポーズは実際にやってみると、モデルさんのすごさが分かります。


表紙をどのようなデザインにするのが良いかは、私たちも毎回、大いに悩むところです。本の内容をしっかり表現して、かつ、手に持ってワクワクしてもらえるような装丁にしたい！　

この時代の虹有社の実用書は、モデルさんを起用するのが統一のデザインだったようですが、どの女性も品があってきれい。そして本の「楽しさ」をいっぱいに表現したいという制作側の気持ちが、何より伝わってくるのです。