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第2回【アロマカードの嗅ぎ方講座】

2017年10月23日更新

書籍『ワインの香り』付録の「アロマカード」の嗅ぎ方について、ご紹介します。
※カードのご使用については、はじめに本書巻末の[アロマカードについて]を必ずお読みください。

●基本の嗅ぎ方

①カードをビニールケースから出す。

01_340c.jpg②表面を軽くこする。
02_340c.jpg③香りを嗅ぐ
03_340c.jpg
④元のビニールケースにカードを戻す。
01back340c.jpg

●複数のカードの香りを混ぜて嗅ぐとき

①本書の「香り一覧 全27種類」を準備する。
hyouc.jpg②カードをビニールケースから出す。

w02.jpg

※カードを出したあとのビニールケースもアルファベット順に並べておく

③表面を軽くこする。
05_200c.jpg06_200c.jpg07_200c.jpg
※香りが移らないように、カードごとに違う指でこする。   ※綿棒も便利。

④トランプを持つときのように扇状に持って、鼻先であおいで嗅ぐ。

09_230a.jpg08_230a.jpgのサムネイル画像「アロマカード」の香りは、すべてワインの中にある単体のにおい物質です。
これらのにおい物質を混ぜ合わせて嗅ぐと、巻頭の表のように27種類の香りが体験できます。例えば、B×G×Hでは紅茶のような香りになります。もちろん、実際の紅茶はいろいろな種類があり、それぞれ香りが違いますが「ワインの中にある紅茶っぽい香り」を体験できます。

⑤元のビニール袋にカードを戻す。
04_450a.jpg

●こんなときは......?

■印刷インクのような香りがしたとき

カードをビニールケースから出し、しばらく置いておいてください。
印刷インクのような香りは消えます。

■香りがよく分からないとき

複数枚のカードの香りを混ぜて嗅いでも、「香り一覧 全27種類」にある香りが感じられないときは、香りのバランスがとれていないのかもしれません。
・手に持ったカードを振って嗅いでみる、そのまま嗅いでみる
・カードの並びを変えてみる
・カードの面積を変えてみる
・カードのこする量を変えてみる
などを試してみてください。

■鼻が慣れてしまって、香りが分かりにくくなったら......?

・一度鼻をつまんで、香りが鼻の中に入らないようにしてしばらく待つ
・自分の腕のにおいを嗅ぐ
などを試してみてください(本書P79参照)。

※カードを触ったら、最後に手を洗いましょう。

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