最新記事:2014年08月18日更新
2014年08月18日更新
ちいさなちいさな書籍出版社、虹有社にご興味をもっていただき、誠にありがとうございます。ここでは「WEBなないろ」のオープンにともない、虹有社の歴史をあらためて辿りながら、これまでの出版物を紹介してまいります。
虹有社は、1956(昭和31)年6月20日に創業いたしました。
昭和31年は、どんな世の中だったのでしょう。
ウェブをのぞいてみると、エルヴィス・プレスリーが人気で、日本初の週刊誌や台所用洗剤が発売となり、南半球初のメルボルンオリンピックが開催され、日本が国連に加盟した年。映画はオードリー・ヘップバーン主演の『戦争と平和』、東宝初のカラー怪獣映画『空の大怪獣ラドン』が公開されたとあります(以上Wikipediaより)。2005年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』が昭和34年の設定ということなので、その3年前に、虹有社は誕生したのです。
残念ながら、創業からの資料はあまり残っていないのですが、虹有社がこれまで発行してきた書籍が、歴史の空気をまとって存在しています。
虹有社の既刊本は、百人一首、手品、トランプ、花札、占い、チェス、将棋、囲碁、連珠、ゴルフ、ダンス、水泳、釣り、カメラ、日本民謡と、幅広いラインナップが揃っていました。
なかには『撞球』(ビリヤードですね)、『かくし芸とゲーム』、『ゲーム・余興・宴芸』といった、時代を感じさせるタイトルの本もあります。
『ゲーム・余興・宴芸』の書籍紹介文には、「娯楽のあるところには憩いが、憩いのあるところにはゲームがあるもの(中略)憩いのひとときをより楽しくすごすための盛りだくさんな知恵を提供」とあるのですが、歴代の虹有社の本を総評する言葉のようにも思えます。
「憩いのひとときをより楽しく過ごすため」の本を作ること、それは今の虹有社も変わりありません。
これからも、歴代の著者先生、編集者に敬意を表しながら、1冊1冊を作ってまいります。
次回は、虹有社の表紙を飾った美女たちについて、ご紹介致します。